屋根裏部屋をお風呂にリノベーション!気を付けたいポイント

Aya F. Aya F.
Dachaufstockung eines Einfamilienhauses, WSM ARCHITEKTEN WSM ARCHITEKTEN Baños modernos
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既存の戸建てにスペースを増やしたいときに便利なのが屋根裏部屋です。寝室にするもよし、収納スペースにするもよしですが、個性的な利用方法として、お風呂にしてみるのはいかがでしょうか。配管などの問題もありますが、そこさえクリアできるならば一考の価値あり。ではどういったことに気を付けなければならないのでしょうか。屋根裏部屋をお風呂にリノベーションするために考慮したいポイントをまとめてみました。

まずはお住まいの自治体の規範をチェックする

屋根裏部屋を作るときにまず気を付けたいのが、建築基準法や自治体の条例などの建築関連法令です。いわゆる小屋裏収納としての屋根裏部屋を作るのであれば、天井までの高さが1.4メートル以下、床面積も規定があります。ちょっとお風呂にリノベーションするには難しいですね。さらに1フロア増やすことが合法的にできるかどうか、まずチェックすることが肝要です。

屋根裏部屋のコンディションをチェックする

法律的に問題がなければ次の段階へ。屋根裏部屋のコンディションをチェックしましょう。配管がうまくいくかも、ここでチェックします。お風呂にするには、湿気に対する対策も必要です。換気の設備も考えておかなければなりません。こちらは東京のアトリエハコ建築設計事務所の手による品川の住宅です。三階にあるバスルームは窓も二面にあり、一面は引き戸になっているため、換気がしっかり行えます。住宅地ですが高い階にあるため、かなり開放的なバスルームになっています。目隠しのブラインドもあるのでプライバシーも確保できますね。

お風呂スペースを確保する

homify Baños rurales Bañeras y duchas

屋根裏部屋の一部をお風呂スペースにするのであれば、水回りに対応するための床と壁を確保することが大切です。こちらのお宅では、床、浴槽を大理石で統一していますが、手前左のシャワーブースでは、壁面、屋根面も石造りになっており、水はねによる壁の劣化を防げるようになっています。大理石の色もほかの壁面の白と違和感なく調和していて、窓がないシャワールームにも十分明かりが降り注いで気持ちの良い空間になっています。

屋根裏部屋の高さを活用する

屋根裏部屋でよく問題になるのが天井までの高さです。バスルームにするならば、浴室の配置と天井の高さをうまく考慮することが過ごしやすく使いやすいバスルームにするためのコツになります。こちらのバスルームでは、天井の高さがある部分をシャワーブースに、翅の傾斜がついて少し低くなっている部分にバスタブを設置しています。バスタブの横や正面には窓があり、屋根が迫っていながらも開放的な構造になっており、リラックスできそうです。

自然光を取り入れて

homify Baños modernos

せっかく空に近い屋根裏部屋という場所に作るのであれば、なるべく自然光がたくさん注ぎ込むような構造にすると、開放感が出て明るいバスルームになります。屋根裏の造りによっては、天井が低めだったり壁面が多かったりするかもしれませんが、屋根部を窓にすると、効率よく採光でき、さらにプライバシーも気にならないため、窓に目隠しをする必要がありません。リラックススペースであるバスルームには最適ですね。

既存の建築構造をオリジナルなデザインとして取り入れよう

せっかく屋根裏をオリジナル度の高いバスルームとしてリノベーションするのであれば、普通とちょっと違うテイストを盛り込んでみたいところです。では、既存の建築構造をアクセントとしてお風呂場に盛り込んでみてはいかがでしょうか。屋根の梁であったり、ドーマーのような採光窓であったり、屋根裏らしさが表れたバスルームはちょっと楽しいですよね。こちらの屋根裏部屋バスルームは特に個性的。バスルームなのになぜか暖炉が!かつては普通の部屋として使われていたのだということが分かります。壁面などを白で統一しつつ、暖炉をオリジナルのモスグリーンのまま残すことで、絶妙なアクセントになっています。

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