L字キッチンのメリット・デメリットまとめ集

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キッチンのレイアウトには、Ⅰ型キッチン・Ⅱ字型・L字型・アイランド型と4種類の代表的な配置の仕方があります。従来の日本の住宅でよく見られるのはⅠ型キッチンですが、L字キッチンは、もう一方にもキッチンスペースを設けることでU字型やコの字型ともなっていき、ダイニングスペースとのつながりも様々に考えられるレイアウトでもあります。そこで今回は、L字キッチンレイアウトのメリット・デメリットを紹介していきながら、どのようなレイアウトが可能なのかも見ていきたいと思います。アイランド型と組み合わせることもできるので、住まいにぴったりの使いやすさやインテリアのキッチンを見つけてみて下さい!

メリット1:エル型キッチンの効率の良い作業空間 

エル型キッチンは、一続きのキッチンカウンターで壁面にも設けられるので、料理の作業スペースが広くとれて、同時にたくさんの料理を作れるだけでなく、シンクとコンロも90°だけ体を動かすだけで届くので、Ⅰ型キッチンのように横に長い距離を移動することも、Ⅱ字型のように180°体を反転させる必要もありません。また、もう一方に冷蔵庫を置いておけば、シンクとコンロと冷蔵庫が三角形で結ばれ、どれも最短距離で届くような配置にすることができます。もちろん、それらの距離が近すぎても遠すぎても逆に使いづらくなりますので、作業スペースとを考慮しながら最適な距離感にすることも大事になります。


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メリット2:エル型キッチンは、違う素材のキッチン台が可能

カウンタートップの素材を何にするかは、使いやすさだけでなくインテリア全体の雰囲気にも影響してきます。集成材や無垢材、人工大理石や人造大理石など様々な素材があり、それぞれが機能面やデザイン面で長所・短所を持っているので、素材選びに迷う方も多いのではないでしょうか。エル型キッチンは、L字の1つの部材でカウンタートップ全体を作ることがなかなか難しいことから、基本的に長方形の2つの部材で作ることになるので、もちろん同じ素材のものも選べますが、素材の長所をそれぞれ活かした2つの素材を選ぶことも可能です。

写真:黒住直臣


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メリット3:エル型キッチンのレイアウトは使い方に合ったレイアウトが可能

L字キッチンレイアウトは、使い方やダイニングとの関係に合わせて、様々なバリエーションを考えていくことができます。L字の全体を壁に向けることで、キッチンの中央にダイニングテーブルを置いて料理が出しやすく、またそのテーブルをキッチン台としても使うこともできます。また、こちらのEGAWA ARCHITECTURAL STUDIOが手掛けた住宅のキッチンは、L字型の片方をダイニングテーブルにもなるようなかたちにして、壁側にコンロを置くことで油や煙を心配することのない機能的で安心感のあるオリジナルなキッチンとダイニングスペースとなっています。


【住まいづくりついては、こちらの記事でも紹介しています】

 スペース不足?小さい家のためのダイニングアイデア8!

メリット4:豊富な収納スペース

L字キッチンは、全体を壁側にすることでキッチン台の下はもちろんのこと、上部の収納も全体に設けることが可能で豊富な収納スペースを作れます。また片方だけを壁側に作った場合でも、U字型の形で大きな収納スペースを作ることができます。収納スペースも作業スペースも広々と確保できるキッチンレイアウトです。

写真:松崎直人

デメリット1:L字キッチンレイアウトはある程度のスペースが必要

日本住宅に多いⅠ型キッチンはシンプルで省スペースを実現しますが、このようなⅠ型キッチンとは異なりL字キッチンレイアウトは広めの動線が必要となるため、必然的にある程度のスペースが要ります。

これはⅡ字型にも共通することです。キッチンに広いスペースを費やせる場合は、夫婦二人など複数で料理を楽しむご家庭にとって、とても使いやすいキッチンレイアウトとなります。

デメリット2:角がデッドスペースとなりやすい

L字キッチンで最も気を付けないといけないことは、角がデッドスペースとなることを避けることです。特に両側が壁に面しているL字キッチンの場合は、角がデッドスペースとなりやすいこと、さらに上の収納スペースに手が届かないことがあるので、コーナー部分を使いやすくする工夫が必要となります。


キッチンⅠ型とL字型を比べる1:キッチンⅠ型は?

キッチンⅠ型は、日本住宅で最も一般的に見られるシンプルなデザインです。壁面付けで設置することが多く、シンクとガスが1列に並んだキッチンⅠ型は、狭い場所でも無理なく設置することができるので限られた広さの住まいには最適です。


キッチンのスタイルについては、こちらの記事でも紹介しています

※ アイランドキッチンの押さえておきたいメリット・デメリット

※ ペニンシュラ型キッチンで開放的な生活空間!知っておきたいそのメリット・デメリット

※ Ⅱ型キッチンで余裕のある台所!そのメリット・デメリット

※ 独立型キッチンのメリットまとめ集

※ セパレートキッチンで使いやすく楽しめるキッチンに!その魅力まとめ集

キッチンⅠ型とL字型を比べる

キッチンI型は壁につけた配置が一般的で、台所の様子が部屋から丸見えとなってしまう点が難点です。一方、L字型はゾーニングされるので水回りが丸見えになることはありませんが、シンクとコンロの配置位置などに気を付けないと動線がスムーズになりません。動線計画が重要です。それぞれにメリットとデメリットがあるので、キッチンリフォームの際にはよく検討をして決めることが大切です。


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