庭とリビング。これら二つの要素を密接につないだ住宅では、室内にいながら庭の緑や自然光の変化を感じる情緒ある時間を過ごすことができます。休日の午後、リビングからぼんやりと庭を眺めて過ごす… それだけなぜか癒されてしまう、そんな住まいを作りませんか?
ガラスで覆われたキューブのような中庭がいくつもあるモダンで美しいデザインの住宅です。リビングから眺める庭はガラスケースに入った綺麗な模型のようでもあり、日光をたっぷり浴びて生き生きと成長する姿は自然そのものでもあり… 。ソファに座り、何時間でも庭の緑と光の変化を眺めていられそうなリビングです!
こちらは南国のリゾートを愛する施主が数年かけて見つけ出した理想の土地に建てられた住宅です。庭と豊かな森を臨むロケーション、開放的なデザイン、タイルの床… 。外国のリゾート地の別荘ですと言われても誰もが信じるでしょう!ガラスへの映り込みまで計算し、室内にいても豊かな自然を感じることができる仕掛けがされています。
クレジット: 矢野紀行(矢野紀行写真事務所)
庭をリビングから眺める時、ワイドな開口部ももちろん良いのですが、開放感や軽やかさを求めるのなら垂直方向への広がりも意識してみてください。高い位置まで開かれて庭の緑や青空が見えるリビングでは、室内にいる落ち着きと外部の爽快感の両方を得ることができます。敷地の条件上、水平方向に広い開口部を取れない場合にも適用可能です。
庭が見えるリビング、それが和室の場合は格別の情緒が生まれます。優しい光の間接照明やキャンドルを灯し、静かに虫の声を楽しむような風流な時間を過ごしたくなります。床が畳ではなく木材フローリングであればソファも置くことが出来ますよ。和室と庭、切っても切れない密接で蜜月な関係です。
【 和室についてはこちらの記事でも紹介しています】
リビングと庭のあいだに床とレベルを合わせたウッドデッキや縁側などの中間地帯を設けると室内空間と外部のつながりがより強化され、室内外で多様な過ごし方が可能になります。床レベルを合わせるとリビングの床面積が広がったように見えるのも利点です!
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