押入れを利用した快適な暮らし、押入れの活用法特集!

高円寺のリノベーション, アトリエハコ建築設計事務所/atelier HAKO architects アトリエハコ建築設計事務所/atelier HAKO architects Estudios y oficinas asiáticos
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押入れの活用、上手く出来ていますか?押入れは奥行きが深く、お布団を仕舞うには適していますが、ワードロープとしては使い勝手が良いとは言えません。そこで今回は押入れの特質を活かして充分な収納力を発揮している実例をご紹介します。

押入れリメイク

大容量の収納が期待できそうなモダンな押入れは、実は既存収納の扉を転用したもの。アトリエハコ建築設計事務所がリノベーションした鉄骨造3階建てテナント付住宅の2・3階部分の住居です。かつては5人家族が暮らした家に、施主が1人で暮らすというライフスタイルの変化に伴い依頼された終の棲家です。長い間使用されておらず埋もれてしまっていた家具や建具や照明が新たな役目を成して活かされています。

押入れプラス

押入れの深さを利用して棚を製作し、対に箱型のハンガーラックを配置しウォークインクローゼットのスペースを確保しました。48.6 ㎡の限られた空間を有効的に使用すべく、寝室の間仕切りとしても設置されたハンガーパイプには、背の高いコートからシャツやバックや小物までたっぷりと納める事が出来ます。古い建物に元ある押入れがおしゃれでモダンな形に変身を遂げています。

押入れBEFORE

押入れ(おしいれ)とは本来、日本の住宅や和室において道具や寝具、又は衣類などを収納するためのモノ。大抵が一方を襖(ふすま)で仕切ってあり、そこから荷物を出し入れする仕組みになっています。ただ押入れは湿気を呼びやすい為、布団や物と床の隙間に空間を作る目的ですのこなどを敷いたり、お天気の良い日は全てオープンにし、空気を循環させる事が大切です。

押入れ AFTER

それでも押入れにカビなどが発生してしまった、又古くなってしまった… との事であれば思い切って修繕してみましょう。池田デザイン室が手掛けたこちらの押入れは何と3枚扉。押入の中段を取り、垂れ壁も撤去、大きな家具が中に入れ込まれています。左手はシングルの布団の幅にぴったりあうように、右側にはラックがあり前面にスライドしてハンキング出きるタイプが採用されています。抽斗は実は奥行が浅く、奥に同じサイズのモノがもう一つ入っており、前後をチェンジすれば衣替えにも便利です。

吊押入れ

吊押入れは機能的にも見た目にも優れている押入れスタイルです。床の間は欲しいがスペースが勿体ないと考える方には特におすすめです。明るさを取り入れられるだけでなく、モダンな仕上がりにも。リビングと連続するこちらの和室はご主人の書斎、客間、寝室と多目的に使われています。雪見障子の窓を開けると、リビング、キッチン、ダイニングから東西南北の風が通り抜ける理想的な間取りです。

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