表情のあるキッチンフロア

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Minoyanagi house, TAB TAB Cocinas eclécticas
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キッチンをプランするとき、ほとんどの人がキッチンカウンターのデザインや機能性を一番に考えるのではないでしょうか?食器棚はどこに、冷蔵庫はここに・・・どんどん夢は膨らみます。そして最後に、じゃあ、床はどうする?ということを考えたときこだわりを持つ人はそれほど多くはないでしょう。今回はいつもは控えめなキッチンフロアに焦点を当ててご紹介していきます。

カーペットのように見えるキッチンフロア

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こちらのキッチンフロアは、タイルでパターン模様を作り、床にまるでカーペットを敷いたように見えます。たとえば、新しい家に住むようになったとき、自分の好きな絵を壁に掛けたり、新しい家具を買ったり、天井から個性的な照明を下げてみたり、とインテリアコーディネートの楽しさは尽きません。しかし床はコーディネートの対象にならないことがほとんどです。では、ダイニングキッチンをこんな遊び心のある床にしてみたら、どうでしょう?家具を選ぶのも、キッチンを選ぶのも、キッチンフロアのデザインを選ぶのも、すべて一緒にコーディネートして計画したら他の家とは違うオリジナリティのあるキッチンになります。このようなダイニングキッチンだったら、友達に自慢してみたくなりませんか?

神経質にならないキッチンフロア

床を変えることで視覚的に断ち切れることを嫌う場合、リビングの床材をキッチンまで通して同じ素材で仕上げることになります。でも、視点を変えてあえて違う素材やパターンを使うことで床に表情を付けてみたらどうなるでしょうか?こちらの写真はリビングのフローリングをキッチンの形状に合わせたライン上で止めて、キッチンフロアには4色のタイルをランダムに貼っています。こうすることで空間全体が個性的になったのと同時に、キッチンで汚れや傷を気にして神経質になることもなくなりました。

「愛犬と暮らす家」のキッチンフロア

木をふんだんに使ったこちらの「愛犬と暮らす家」。名前の通り大型犬二匹と小型犬二匹と暮らす家です。キッチンフロアは愛犬が滑ってしまわないようにあえて針葉樹合板にしています。この合板の木目がいろいろな表情を作って他のフローリングにない個性的な空間を作っています。

海と暮らす家のキッチンフロア

写真の住宅は目の前が海という立地に建てられました。そして大きくとった空間にリビング、ダイニング、キッチンと並ぶように計画されていて、どこからでも海が見ることができます。ここの床はすべて同じ素材で仕上げられて一つの空間として広がりを見せています。海の近くということから手入れのしやすい素材を選んだと思いますが、床、壁、天井と基礎になる部分はすべて白に統一して、趣味の良い家具とポイントカラーである赤色を上手に組み合わせ、ヨーロッパの家のような雰囲気を出しています。

奥行きを出すキッチンフロア

こちらのキッチンはオープンですが対面式ではなく壁面に沿うように計画されました。この場合キッチンフロアはリビングルームの一部にもなり得るので他の造作部と統一感をもたせました。また、フローリングの張り方向に角度を付けることで部屋に奥行きを出しています。このキッチンはもう、リビングルームの家具の一部とも言えるのではないでしょうか?

インダストリアルなキッチンの床

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こちらの住宅は全体がインダストリアルにまとまっています。キッチンも一部既存の煉瓦や木の梁を残し、独創的な空間にまとまっています。一番広い面積をもつリビングはフローリングで重厚感を出し、キッチンフロアは暮らしに楽しさを加えるように、こんな素敵なタイルで仕上げました。タイルは水で拭くこともできますし手入れは意外と簡単です。料理の途中で調味料をこぼしてしまってふっと下を見たとき気持ちが前向きになるようなこんなキッチンフロアもチェックしておきたいですね。

写真:Will Eckersley

床レベルの違うキッチンフロア

こちらのキッチンは床での生活に高さを合わせて計画されました。土間使用のキッチンには掃除のしやすいタイル仕上げとし、色のトーンは床のフローリングと合わせ一体感を出しています。和の趣がある空間ですがステンレスのシンクや設備機器とバランスよくまとまっています。

一部がタイルのキッチンフロア

最近は手入れの楽な合板のフローリングもたくさんありますが、その材質のぬくもりにこだわればこだわるほど暮らしの中で手をかけてあげる必要があります。そこでこちらの写真のように、キッチンフロアの一番水しぶきが飛んだり,油がはねたりするところだけ、タイル仕上げにしてみてはどうでしょうか?この場合タイルの色のトーンをキッチン収納のフロントの色と合わせてみると違和感がありません。

色合いを活かしたキッチンフロア

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延べ床面積が70㎡弱というこちらの住宅ですが、吹き抜けを介して各部屋をスキップフロアでつなぐことで広々とした空間を作っています。こちらを設計したのはTAB。キッチンも部屋の形に逆らうことなく横に流れるキッチンとなっています。キッチンフロアは他の部屋と同様に木目と木の色合いを活かしストライプ模様に見える仕上げになっています。

写真:Masaki Yokoyama

小さなスペースのキッチンフロア

まるで長尺カーペットを張ったような床をもつキッチンがこちら。キッチンへ行くまでの小さなスペースもこのように使う“ここもキッチンの一部です”と視覚的に訴えることができます。細長いスペース故にこのようなタイルの使い方は効果的ですね。

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