リビングルームを明るくモダンに変える白と木材の使い方

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家族の寛ぎの場であり、娯楽の場であり、生活の中心となるリビングルーム。”白色”と”木材”をうまく使用すると、より明るく洗練されたモダンスタイルのリビングルームを作ることができます!センスの良さと落ち着きを感じさせる居心地のいいリビングルームで、大切な人とリラックスした時間を過ごしましょう。

家具の選び方

モダンスタイルのリビングルームを作るには、洗練されたクリーンなラインを持つもの、そして上質な素材が使われている家具を選びます。過度な装飾や奇をてらったデザインは必要ありません。シンプルなデザインで、使われた上質な素材が引き立っているような家具が正解です。シンプルな形状の家具なら空間がすっきりと見え、差し込んだ自然光の拡散も増えるので結果、部屋も明るく見えます。上質なものはもちろんそれなりに値段も高くなりますが、簡単に壊れたりせず長く使えますし、購入した店によってアフターケアも付属している場合があるので、長い目で見ればお買い得です。

材料に焦点を当てる

リビングルームにある家具と言えばソファや椅子、サイドテーブル、本棚や収納、テレビ台など。今自宅にあるそれらの家具の材料は何が使われているでしょうか?それぞれ木材、金属、ガラス、樹脂などバラバラの材料が使われていると統一感がなく、スタイルのない散漫な雰囲気になってしまいます。おすすめは木製家具で統一すること。無垢材のものなら安全に長く使うことができ、オイルで手入れをしていけば愛着を持って美しい経年変化を楽しむことができます。

自然光をたっぷり取り込む

たっぷり差し込む自然光は、モダンスタイルのリビングルームを作る重要な要素のひとつです。モダンな住宅に豊富に開口部が取られているのはそのためです。その自然光をさらに有効活用するには、まず室内空間で最も大きな面積を占める壁と天井を、光を最大限に反射・拡散させる白で統一します。さらに明るさを求めるのならフローリングを白く塗装したり、床を白いタイルに変更しても良いでしょう。こうすることで少し陽当たりの悪い部屋でも光があらゆる角度に反射・拡散し、部屋を明るく見せることができます。さらに光を求めるのなら、鏡をうまく配置して日光と外部の風景を室内へ引き込むのも良いでしょう。

抑えた色使い

先述したように壁や天井を白で統一し、部屋の基調に白を据えたら他の色は大まかに分けた二色までに抑えます。明るいベージュやグレーを使用すれば居心地の良い落ち着いた中間色のインテリアに。中間色をひとつ+好みのビビッドカラー一色を小さい面積に差し色として使用しても良いでしょう。色数が増えれば増えるほど散漫な印象になり、洗練されたモダンスタイルのリビングルームとはかけ離れていってしまうので、好きな色がたくさんあってもぐっと我慢して選び抜かれた二色を使用するようにして下さい。

構造的な要素を強調

柱や天井の梁が現しとなっていたり、オープンタイプの階段があるのならそれらを最大限に生かしましょう。装飾を増やしたり個性的で主張の強いアイテムを追加するよりも、むしろそれらはすべて取り払って柱や梁などの構造的要素を強調すると、物が減った分部屋が明るくなると同時に、空間自体のダイナミックなスケールを感じることができる開放的なモダンスタイルのリビングルームとなります。

こちらは藤森大作建築設計事務所による住宅。

仕上げで遊ぶ

モダンスタイルのリビングルームには木製家具をおすすめしましたが、ひとくちに木製といっても仕上げの種類によって異なる質感と表情となります。例えば植物性のオイルを使用したオイル仕上げは、木材そのものの美しい風合いや質感を生かすことができます。ポリウレタン仕上げは表面に樹脂を塗布して薄い膜を作る仕上げで、光沢が生まれ傷が付きにくくメンテナンスも簡単ですが、オイル仕上げに比べて天然の木の質感は失われます。ラッカー仕上げは合成樹脂塗料を使用して色を付けるので、部屋のテーマカラーに合わせることができます。好みに合わせて選んで下さいね。

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