家具の配置で家族みんなが居心地の良く過ごせるリビングを

A.Imamura A.Imamura
KOTESASHI HOUSE (小手指の家), TATO DESIGN:タトデザイン株式会社 TATO DESIGN:タトデザイン株式会社 Salones mediterráneos
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家族の集うリビング。家具の配置に少しこだわるだけで、みんなが居心地よく自然に寛げる空間が演出できます。ソファーやライティングの向きなど、少しの工夫でグッと室内が居心地よくリビングが変わります。今回は、家族みんなが居心地の良い家具配置ポイントをご紹介します。

家具の配置で程良い距離を保つ空間

こちらは、STUDIO R1 ARCHITECTS OFFICE手がける高低差のある敷地にたつ住まい。敷地の特性を活かすスキップフロアがモダンな印象を演出する開放的なリビングダイニングです。豊かな周辺環境へと続く開口部へ立体的なアクセントをつけるスキップフロアは、同時にリビングとダイニングを緩やかに区切ります。家具の配置は、自由度の高いフレキシブルなスキップフロアのある空間を活かすよう円形ダイニングテーブルや気軽に腰かけられる小型のソファーを配置。小さめの家具を選ぶ事で、視界を遮られないㇷレキシブルな空間の特性が引き立ちます。気軽に移動して腰掛けられる気さくな雰囲気は程よい距離感で家族を繋ぎます。

こちらでは「お部屋コーディネートの種類・リビング編」を紹介しています。

大型家具ソファーの配置

リビングエリアでは家族がのんびりくつろぐ時間がメインとなります。大きなソファー家具を配置する場合、ソファと窓の向きに注意しましょう。こちらのように大きな開口部のあるリビングの場合、ソファーに腰かけた時に視界が窓の外に向かう位置にすることで、開放感と空間の広がりを感じ居心地の良く過ごすことができます。一方、ソファを窓のすぐ横に配置してしまうと直射日光や結露などから少しずつダメージを受けてしまいます。ソファと窓の距離を適度に離すことでソファの保護にもなります。

ライティングで奥行きを演出

ライティングの配置は空間の個性を演出するだけでなく、居心地の良さやリラックスできる空間演出にもなります。陰影のある落ち着いた雰囲気でくつろぎ感を演出するならば、白熱灯照明がおすすめです。ブラケットやフロアスタンドとの組み合わせで、よりくつろぎ感を演出できます。主照明を落とし壁面や天井面を照らすダウンライトやスポットライトは落ち着いたスローな雰囲気を演出してくれます。ダイニングとリビングが隣り合っている場合は、照明器具で空間を別けても良いでしょう。

統一感を出す

こちらは明るいトーンの木材がナチュラルな気持ちよさを演出するリビングダイニング。シンプルな座卓や座布団を配置しても野暮ったい和風の雰囲気にならないのは木材のトーンやシンプルナチュラルな家具選びにあります。フレキシブルな座卓や座布団のある空間は、小さな子供と安心して一緒に過ごせるメリットも。ハンモックを吊るして遊び心を演出しても素敵ですね。

動線の配慮

間取りを考える際に重要なのが、効率の良い動線づくりです。家族のライフスタイルや成長に合わせ、暮らしやすいリビングのレイアウトを考慮するのもポイントの一つと言えるでしょう。例えば、料理中でも孤立しないキッチンの位置、ダイニングとリビング空間の位置関係、また移動するときに寛いでいる人を邪魔しない動線など、家族が自然に行き来できる回遊動線をレイアウトで考慮することが大切です。

家具の高さを合わせる

散らかっていないけれどなぜかごちゃごちゃした印象がリビングにある場合、レイアウトで解決することができます。ダイニングテーブル、テレビ台、ソファーなど、家具をバラバラに置くとまとまりのない印象に。家具をまとまるようにレイアウトし、高さや奥行をそろえることで床面がまとまって見え、空間がスッキリとします。また色味を揃えることも大切です。

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