ザハ・ハディドにより北京に建設される世界最大の空港

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
Beijing Daxing International Airport, Zaha Hadid Architects Zaha Hadid Architects Espacios comerciales
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今日紹介したいのは世界的なメトロポリスである北京に新しく誕生する世界最大の空港です。この素晴らしい建物の建設は今年から始まる予定となっています。空港の完成予定は2018年。この旅客ターミナルは北京からおよそ46キロ南にある大兴区に建てられます。旅客扱いは当初は年間4500万人までとなりますが、空港は拡張されて最終的には7200万人の旅客を扱うことになります。新空港の建設ですが、増加する中国の人口や旅行者数を考えると、首都にある既存の空港の処理能力を超えることは驚くことではありません。

古い北東部にある空港は、最近では2008年行われたように繰り返し拡張されてきました。実際にはイギリス人建築家ノーマン・フォスターの新空港の計画が採用されましたが、最終的には認められませんでした。そこでコンペティション行われ、選ばれたのはザハ・ハディド建築事務所とフランスのADP Ingénierie建築事務所による独特なデザインの建物でした。イラク出身のザハ・ハディドは2004年に建築家は建築界で最も栄誉あるプリッカー賞を受賞しています。そんな建築家については賛否両論があり、有機的な波型で流動的な形態を好む人もいれば、大胆でアヴァンギャルドなデザインを好まない人もいます。

広大な敷地

上から見ると、この巨大なプロジェクトは巨大なヒトデのように見えるでしょう。周辺の土地を完全に覆うプロジェクトは、その規模をほとんど掴むことができません。敷地の大きさは約70万平方メートル。それはサッカーのコートで言えば約70面に相当します。このような大規模の空港は北京と世界の大都市を航路によって結び付け、政治、経済、文化の活性化を促し、北京の世界都市としての位置を高めることになるでしょう。

交通のハブ機能

この新しい国際空港のターミナルは、空のハブとしてだけでなく、同様にバスや電車の交通網のハブとしても地方レベルで大きな役割を果たします。交通網は人々を様々な場所へと運びます。この空港は輸送の中心部となり、地方の鉄道、高速道路、一般道路の繋がりを生み出します。こうして空港はミクロのレベルだけでなく、国全体のレベルでも経済発展の促進剤となります。

デザイン

本空港のデザインコンセプトは、使用者の空間的な体験や、高いクオリティーのサービスを提供する機能的な公共空間に基礎をおいています。そこで考えられているのは空港が快適さや実用性を生み出すこと。建物そのものに創造性があり、また将来のことを見据えた継続的な使用も考えられています。そして何より、ターミナルの建物に見られる波型の形、曲線、壁の回廊、光の演出、重なる階層はザハ・ハディッドの芸術的な表現と言えるでしょう。

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