日本庭園の美しい家5軒

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街中で自然を感じる庭, Enatsu Garden Architect / 江夏庭苑事務所 Enatsu Garden Architect / 江夏庭苑事務所 Jardines asiáticos
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西洋の庭が、そこに降りて遊ぶための庭だとすると、日本の庭園は、眺めて愉しむ庭だと言えるでしょう。日本の庭園は、砂と岩だけで世界を表象し、眺める者の想像力に任せられるという独特の世界観によって成り立っています。最小限の要素によって演出されるその美しい世界は、私たちを魅了して止みません。

​ 日本の庭園のある島原の古民家

日本の庭園のある島原の古民家を見てみましょう。福岡県を拠点に活動する建築家、環アソシエイツ・高岸設計室がリノベーションを手掛けたのは、この江戸末期の古民家。「代々受け継いで来た家の佇まいや庭、格式を大きく変えることなく継承したい」というクライアントのご希望に沿って、現代のライフスタイルに合わせ再生されました。この庭は、茶室前に設けられた月見台からの眺め。優雅な月見台が、既存の庭をされに格調高いものに仕上げています。


「住まいの写真」ページでは様々な種類の庭を紹介しています。◀

 庭の写真ページ

ゆったりと広がる日本庭園と池

黄緑の葉と水の様子がなんとも涼しげなこちらの日本の庭園は、約1000坪ほどの広さを誇る敷地に造られた日本庭園と池の一部。東屋脇から池へ張り出した月見台からの眺めです。ビスなどの金物は一切見えないよう工夫を凝らし、自然を感じさせる仕上がりです。ここに降り立つと、日常を忘れ、静謐な雰囲気を味わえることでしょう。初夏にはカキツバタが大きな池の淵に咲き、秋には日本庭園の池にうつる紅葉を愉しめたりと、四季折々の姿を見せてくれます。雄大な庭なので、場所により全く違った表情が味わえるのも贅沢ですね。千葉県の造園会社、株式会社木村グリーンガーデナーが手掛けました。


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日本家屋の庭といえば、京町屋の中庭

日本家屋の庭と言えば、伝統的な京町屋の中庭・奥庭が挙がります。日本家屋の庭は鑑賞目的だけでなく、採光や通風などの実用性も兼ねたものですが、その洗練されたデザインは、見る者の心を捉えて離しません。枯山水の要素を取り入れたこちらの中庭は、少しのスペースであっても風情のある庭造りができるという好例です。ライトアップされた姿もまた違った趣がありますね。


【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】

 小さなスペースにDIY!日本庭園の造り方

日本家屋の庭と飛び石のリズム感

日本家屋の庭にはよく飛び石が設けられます。縁側へと続く飛び石が印象的なこちらのお庭は、杉田造園 株式会社によって手掛けられました。飛び石は歩きやすさという実用的な用途はもちろんのこと、見た目にもポエティックで、日本家屋の庭に是非取り入れたい要素の一つですね。

日本の庭園と苔

日本庭園に取り入れたいもう一つの要素が、苔。苔の潤った質感は、庭をさらに味わい深いものに仕上げます。苔と踏み石のコントラストが美しいこちらのお庭は、「街中で自然を感じる庭」。生い茂る緑と、敷き詰められた石の静謐さが、見るものを非日常へと導いてくれることでしょう。

追記:日本庭園の池の代わりに、ししおどし

日本庭園と池は美しいですが、家に設けるのが難しい場合はししおどしも風情があります。水の流れと共に竹筒が岩を打つときの音とが風流なししおどしは、日本庭園や茶室の庭によく似合います。ここちよい水と竹筒の音は、特に夏の時期に涼を感じさせてくれます。

追記:枯山水で

枯山水とは、白い砂や砂利で水、樹木で山などの風景を表現する日本庭園の様式の一つです。水を使わず、白い砂の上を熊手でなぞり波に見立てたり、石を鳥に見立てたりします。瞑想や座禅の場としても活用される心を落ち着かせる庭園です。

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